マツダは、現在世界で唯一のロータリーエンジン搭載車であるRX-8の生産を2012年6月で終了すると発表している。
1961年7月にNSU社/バンケル社と技術提携して以来スタートしたロータリーエンジンの開発。
1967年5月にロータリーエンジン完成発表、コスモスポーツの発売を皮切りに、ファミリア、ルーチェ、カペラ、サバンナといった往年の名車が続々と登場。
1978年3月に発売されたサバンナRX-7は、1991年12月に「RX-7」へフルモデルチェンジ。
そのRX-7が2002年4月に生産を終了し、一時はロータリーエンジンの歴史に幕を下ろしたかのように見えたが、
1年後の2003年4月に「RX-8」発売開始。
しかし、そのRX-8も今夏を以て、生産終了となる。
雑誌などでは次期モデルの開発も噂されていたが、エコカーという時代の流れに逆らうのは難しかったのだろう。
RX-8を新車で購入できるチャンスは残り半年。
2011年11月24日からは、最後の特別仕様車の販売にあわせて、購入できるグレードも3つに限定されている。
最後の特別仕様車となる「RX-8 SPIRIT R」は、「RX-8 Type RS」(6MT車)および「RX-8 Type E」(6EC-AT車)をベースとし、専用シートや専用塗装アルミホイールなどを設定。「マツダ RX-7」の最後の限定車にも採用された「SPIRIT R」の名称に相応しいデザインが演出されている。さらに、ベース車ではメーカーオプションであったSRSエアバッグシステム(カーテン&フロントサイド)も標準装備される。
販売計画台数は1000台。「RX-8 SPIRIT R」発売後のラインアップは同車と「Type G」(6EC-AT車)のみとなる。
●装備
■ベース車
「RX-8 Type RS」(6MT車)および「RX-8 Type E」(6EC-AT車)
■SPIRIT R(6MT車 6EC-AT車) 共通装備
SPIRIT R専用オーナメント
フロントヘッドランプ&フロントフォグランプ&リアコンビランプ(ブラックベゼル)
フロント/リア ブレーキキャリパー(レッド塗装)
センタートンネルトリム(ピアノブラック)
SRSエアバッグシステム(カーテン&フロントサイド)
■SPIRIT R(6MT車)専用装備
SPIRIT R専用 RECARO社製バケットシート
225/40R19 89Wタイヤ&19インチアルミホイール(ブロンズ塗装)
■SPIRIT R(6EC-AT車)専用装備
シート材質本革(ブラック+赤ステッチ)
ステアリング本革巻(ブラック+赤ステッチ)
パーキングブレーキレバー本革巻(赤ステッチ)
センターコンソールボックスアームレスト付(前席)&リアコンソールボックス(リッド付)合成皮革(赤ステッチ)
スポーツサスペンション、大径ブレーキ
225/45R18 91Wタイヤ&18インチアルミホイール(ガンメタ塗装)
■ボディカラー
アルミニウムメタリック
スパークリングブラックマイカ
クリスタルホワイトパールマイカ
●SPEC
エンジン:水冷式直列2ローター(0.654L x 2)
駆動:2WD(FR)
価格:312万円~325万円
[2回]
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