2011年3月初頭のジュネーブショーで世界初公開されたMINI ロケットマン コンセプト。
シティコミューターとしての機敏性やスペース効率を追求したスタディモデル。全長3400mほどのシリーズ最短ボディは、現行ハッチバック(3700mm)と初代クラシックMini(3000mm)のちょうど中間的なサイズ。
近年のMINIは
クラブマンや
クロスオーバーなどボディ拡大路線だったが
トヨタIQやスマート等の人気に刺激されたのか、
本来のMINIらしい小さなボディのコンセプトカーが登場。
今回は100キロを3リッターで走る燃費性能(≒リッター33.3km)を目標に、小型・軽量化が図られている。
軽量化はカーボン製スペースフレーム構造を軸に、MINIならではの“ゴーカート・フィーリング”にも磨きがかけられているようだ。
3+1シーターというシートレイアウトは、
トヨタiQと同じ。
ドアやリアハッチの開き方、トランクルーム、上下2分割のダブルゲート方式が採用されている等、“イチイチ”特徴的で遊び心への拘りを感じる。
インテリアに目を向けると、まるでロケットであるかのようなコックピット。
赤いカップホルダーも印象的。
新しいアイデアがどのように市販モデルに投影されるか、大いに期待したい。
[2回]
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