「かっこ悪くなったら、やめるからね」
モーターショウで華々しく発表されたで洗練されたデザインの車が、
市販化に進むにつれ、その実用的を求められ、
モーターショウでの輝きが失われていくことを嘆く開発者。
エンジンレイアウトの配置や居住空間の実用性、
細かいところではナンバープレートの取付位置やフォグランプの位置、ドアミラーの規格など。
しかしCR-Zにおいては、そうはさせたくないという想いが、冒頭の一文に込められている。
いかがだろうか?
東京モーターショウでの撮影レポートはこちら⇒
CR-ZコンセプトそのCR-Zがついに2月25日に発表・発売されることが決まった。
販売価格も発表され、用意されたグレードは2つ。
上級グレート「α」(アルファ) 249万8000円
廉価グレード「β」(ベータ) 226万8000円
トランスミッションはCVTと6MTが設定され、価格は同じ。
世界初のハイブリッドと6MTとの組み合わせが、いよいよ来月から、公道で駆け回ることになる。
気になるパワーユニットは、排気量1.5リッターのi-VTECエンジンに軽量コンパクトなIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
ハイブリッド車のあまりものエンジン音の静かさに、歩行者への車の接近を知らせるために、わざわざ一定規定値の騒音を発生させる「車両接近通報装置」の取付義務化に向け、世は矛盾した中で動いておりますが、CR―Zのエンジン音はどのようなものなのかも早く耳にしたいところ。
燃費は10.15モードでは、6速MTが22.5km/L、CVTは25.0km/L、
JC08モードでは6速MTが20.6km/L、CVTは22.8km/Lと公表されている。
どちらの計測モードでもCVTの方が優れているが、これには「ECONモード」が貢献している模様。果たして実燃費でどちらが勝つのだろうか。なかなか良い勝負になりそうな気がする。
ユーティリティの面では、気になるラゲッジルームの広さが2名乗車時に幅990mm×1280mm。
ハッチバックならではのとトランクルームと居室空間がひとつながりであることが十分な荷室空間を生み出しているが、流行の
車中泊をするのは結構窮屈そう。
この、CR-Zのデビューを機に、今後のハイブリッド車の展開に変化をもたらすことができるのか。
とりわけクーペボディが受け入れられるかにも深く関わることが予想されるだけに、大きな見物になるだろう。
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