今回のモーターショーの目玉中の目玉、『FT-86コンセプト』。
180度ぐるりと見渡せるステージに用意されたFT-86は、ご覧の通り、注目の的(笑)
トヨタとスバルが共同開発しているスポーツカーは、新車情報などでその進展状況のチェックをしていたのだが、こうして実物を見せ付けられるといよいよ現実味を帯びてきた。
かつてのAE-86の復活を待ちわびるファンも多く、
若者のみならず、幅広い世代から受け入れられることは、この場で言うまでも無い。
展示者としてお披露目されたボディカラーの赤は鮮やかでクーペデザインに似合っており、
この赤を選ぶにも、こだわり抜いたのだとか。
リアに回ると、アウディTTのようでそうではなく、Zのようでそうではない、スタイリッシュな仕上がりに。
全長4160mm、全幅1760mm、全高1260mm、ホイールベース2570mmと比較的コンパクトなボディサイズは、生産中止となったセリカを思い出させてくれる。
車重も軽く仕上がっていると予想。
「普通のサラリーマンでも手に届く範囲」とされている価格設定は、
200万円強を予想。
2リッターNAエンジンで、もちろん6MTが用意される。
今回はインテリアの撮影はできなかったのだが、
未来感あふれる模様は各雑誌にてチェックしたい。
一方で、FT-86にはスバル版も用意される見込みが高い。
トヨタのFT-86がFR駆動ならば、
スバルのFT-86は得意の水平対抗エンジンを搭載させたAWD仕様。
STIを名乗るとも噂されており、価格は250~300万円に跳ね上がるとも言われているが、スバリストとしてはその仕上がりを期待したいところ。
異なるエンジンを乗せるため、ボディの形状は多少なりとも変わるとも言われているが、
兄弟者として日本のクーペ市場を賑わせてもらいたいところ。
トヨタのFT-86は2011年秋、スバルのFT-86は2012年に登場予定。
なお、東京モーターショー2009に延長戦情報!
11月6日から15日の期間、お台場MEGA WEBにて、この『FT-86コンセプト』を始め、トヨタ車の駆動用バッテリーとしては初めてリチウムイオン電池を搭載し家庭用電源などから外部充電も可能とした『プリウス・プラグインハイブリッドコンセプト』、近距離移動用の小型EVコンセプトモデル『FT-EV II』の3台が展示されることが決定。
モーターショーで見逃した方は是非とも足を運びたい。
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