フィアットは欧州において、新型『ドブロ』を発表した。
日本では馴染みのないドブロという車名だが、デビューは8年前、今回のモデルチェンジで2代目モデルとなる。
ハイエースやNV200のそれと同じように、乗用版(ワゴン)と商用版(バン)が設定され、乗用版は「コンビ」、商用版は「カーゴ」と呼ばれる。
ドブロは、クラス最大級の室内空間を備えた3列シート/7名乗りの小型MPV。
2755mmものロングホイールベースを活かし、3列シートに7名がゆとりを持って乗車できる空間を実現、7名乗車状態でも790リットルの荷室容量を確保している。
エンジンは、ガソリンと3タイプのディーゼルを設定。
トランスミッションは、MTと2ペダルMT「デュアロジック」の2種類が用意される。
1.3リットル直4ディーゼル「マルチジェット」は、欧州複合モード燃費20.83km/リットル、CO2排出量129g/kmと、環境性能はクラストップ水準にある。燃料満タン時の最大航続距離は1250kmと非常に長いのも大きな特徴。
フィアット500の売れ行きが好調な日本市場において、ドブロの存在が受け入れられれば非常に面白く、先立ってルノーからモデルチェンジを果たした
カングーとの競争も面白い。
新型ドブロは、欧州主要国で2010年1月から販売開始。
クライスラーへもOEM供給され、米国でも近い将来発売される見込み。
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