「ないものをつくれ。」
第41回東京モーターショー2009のホンダブースには、
ホンダのこれからの取り組みや想いが込められたメッセージで溢れ返っていた。
既成概念にとらわれず、新しいモノを創り出す。
この思想は、2010年2月には市場に出回るであろうCR-Zの開発にも
大きく込められていることは確認するまでもない。
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こちらは2007年のモーターショーに出展された当時のCR-Zコンセプト。
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2年が経過し、デザインやコンセプトともに、より現実味を帯びたものに仕上がってきた。
ただ、ガソリン車ではなくハイブリッド車として市場に出回ることを
2年もしくはそれ以上前から予想していた人はどれほど居るだろうか。
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NSXやインテグラの生産中止により、ホンダのスポーツモデルが相次いで撤退。
スポーツカーを“捨てた”かのように見えたホンダだったが、
インサイトの成功により、ホンダのハイブリッドカー第2弾が
かつてのCR-Xを髣髴させるかのフォルムに、6速MTを組み合わせてきたのは驚きだった。
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ハイブリッドカーと言えば、クリーンな排気に、
どこまでも走りたくなる低燃費。そして静かなエンジン音。
スポーツカーに乗る人なら、忘れてはならないのがエンジン音へのこだわり。
低速運転時の静か過ぎるエンジン音が、住宅街を走行中に歩行者に気づかれにくく、事故へのリスクが高まると言った問題も浮き彫りになっている今、ハイブリッドエンジンに対する人工的な騒音についても開発が進められている。
どんな人工的な騒音が出せるのか、CR-Zにはその先陣を斬るクルマにもなってもらいたいという期待も大きい。
ナンバープレートはどの位置に?
ホンダのエンブレムはボンネットの先端もしくはフロントバンパーの上部なのか?
いろんな推測が飛び交っておりますが、
ホンダは約束してくれている。
このコンセプトカーとほぼ変わらぬデザインで、もう間もなくお届けすることを。
ハイブリッド車のマニュアルシフトを握れる日も近い。
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